SOUND
TECHNICIAN
吹奏楽に注力していたことから音響に興味を持ち、大学では音響技術を専攻。在学中に経験した番組制作のアルバイトで、音声の仕事に強く惹かれる。
舞台やテレビ番組をはじめ、共立グループとして幅広いジャンルの音声を手がけていることに魅力を感じて入社。
舞台や各種イベントの収録・配信現場で、演者の声や楽器の演奏、観客の皆さまの拍手など様々な音を一つに集約し、音量や音質を適切なバランスに調整する「ミキサー」のアシスタントを務めています。万全の準備で本番を迎えるため、観客の反応を拾うマイクを設置したり、音を収録する各種機材をチェックしたり、「ミキサー卓」に入力する回線について「音響さん」に確認したり。そして迎えた本番では、数十もの回線が異常なく確実に入力されているか、一回線ずつ音を検聴しながら確認します。ミキサーそれぞれに、使用するミキサー卓も構築するシステムも全く異なるため一つとして同じ現場はありません。一人ひとりのこだわりを最大限に尊重しながら、ミキサーの音づくり環境を整える。それが、アシスタントである私の使命です。
音には正解がありません。演者の声が聞きやすいことをベースにしながらも、会場ごとに異なる音の響きや観客の反応をどう調整し出力していくか。「いい音をつくる」というゴールは同じでも、ミキサーごとに様々な個性が出るのが、音づくりの面白さであり難しさだと感じます。そんな正解のない音づくりに携わる身として。日頃から大切にしているのが、あらゆることに興味を持ち自らの世界を広げることです。休日に様々な舞台へ足を運んでみたり、原作となる書籍を読んでから仕事に臨んだり、カメラなど他セクションへの理解を深めるべく同僚に質問したり。自分にはない知識や技術、表現方法を学ぶことで、いつも楽しみながら仕事と向き合うことができますし、次第に自分なりの「いい音」が見えてくることを実感しています。
まずは小規模な現場から、一人前のミキサーとして音づくりを任されること。そして、ミキサーとして活躍する先輩たちそれぞれのこだわりを取り込みながら、自分なりの明確なこだわりを見出すことが今後の目標です。入社4年目を迎えた現在は、先輩の指導のもとミキサー卓の前に立つ機会も少しずつ増え、「もっとこうしたらどうか」といった意見を発信することができるようになってきました。よりよい音をつくり上げるため、年次や立場を問わず誰もが気軽に意見し合える環境は、当社の大きな魅力だと感じます。上手くいかず落ち込む日もありますが、そんな時でも前を向いて来られたのは周囲の仲間たちのおかげです。今後も周りへの感謝を忘れず、「Sさんに任せよう」と言われる日を夢見て、一歩ずつ着実に精進していきます。
現場の仕事がない日は、交通費精算などのデスク業務のほか、先輩の指導のもと実際に手を動かしながらミキサーの練習をするなどスキルアップに努めています。終業後は同僚や先輩たちとご飯に行ってたわいもない会話で盛り上がることが多く、働きやすさを実感しています!
音声に限った話ではありませんが、同じ仕事でも企業ごとに得意分野がありますし、文化や風土も様々なので、就職活動ではできるだけ多くの企業に足を運んで比較してみるといいでしょう。もしも当社が合っていると感じた方は、ぜひ選考に挑戦してみてください。コミュニケーションが飛び交うにぎやかな職場で、皆さんにお会いできることを楽しみにしています!