CAMERA
OPERATOR
幼い頃から好きだったバンドに携わる仕事に就きたいと考え、地元の北海道でカメラ・テレビ専攻科に進学。
在学中にカメラアシスタントのアルバイトを経験し、その現場で当社の社員に出会う。何よりも楽しみながら働く、気さくな雰囲気に惹かれて入社を決意。
アーティストの魅力や迫力を最大限に引き出す画を考え、音楽フェスやコンサートの現場で大型スクリーンに映し出す映像を撮影するほか、生配信の場合にはリアルタイムの映像を中継する。そして、観客の皆さま全員に感動を届ける。それが、カメラマンである私の使命です。アイドルグループであればフォーメーションが綺麗に映るように、バンドであれば勢いのある動きが伝わるように、顔出ししないアーティストであれば世界観を際立たせるように。主催者側と打ち合わせを重ね、アーティストのこだわりやパフォーマンスの特徴をしっかりと理解した上で、一つひとつの現場に臨んでいます。カメラワークやズームのメリハリなどが楽曲にぴったりとハマり、会場が大歓声に包まれる瞬間は、何度味わっても大きな達成感が得られます。
自分次第で若いうちから活躍の場が与えられる環境は、当社の魅力の一つです。入社後は研修を受けて社会人としての基礎を身につけた後、先輩の指導のもとカメラアシスタントを経験します。機材の管理や準備が主な仕事ですが、先輩から「1台空いたからやってみよう」と声をかけられることも。不意に訪れるチャンスを逃さないためにも、日頃から知識と技術の習得に努めることが欠かせません。私自身は、まず先輩を真似することを目標に練習を重ね、入社2年目の秋頃からカメラマンとして現場に出始めました。今も学び続ける毎日ですが、真似ではなくオリジナルの映像を生み出していけるよう、経験豊富な先輩たちの技術を組み合わせながら独自のアレンジを加えるなど思考を巡らせ、撮影技法をアップデートし続けています。
入社10年目を迎えた現在は、ドームやアリーナなど大規模な現場でチーフを担う機会も数多くあります。カメラマンやアシスタント、VEを含む30名以上のメンバーを束ねることもあるなど、責任が大きく緊張感は絶えません。会場図面をもとにカメラ配置を検討・決定したり、主催者側や他セクションからの情報を共有したり、現場全体を把握して臨機応変に指示を出したり。大変な役割ではありますが、メンバー全員が事故なく無事に一日を終えられた時には、気持ちいい疲労感と安堵感に包まれます。これからの目標は、複数のカメラ映像を最適なタイミングで切り替える「スイッチャー」をはじめ、まだ経験したことのない様々な業務に挑戦しマルチに活躍すること。そして、もっと多くの感動を世の中に生み出していきたいです。
出張にともなう移動だけの日には、出張先で美味しいご飯やお酒を楽しむなど自由時間を過ごすことができますし、次の日が休みであれば観光して帰ることも可能です。土日はコンサートがあり平日に休みを取ることが多いですが、どこも空いているので外出を満喫できます!
学生時代はとにかく色々な人に会うことがおすすめです。社会人になると様々な価値観を持つ人と一緒に働くため、他者を受け入れ尊重する力が必要になるはずです。また時間がある方は、好きなことに通じるアルバイトに挑戦してみてほしいと思います。自分の「ありたい姿」をできるだけ鮮明にイメージすることが、自分らしいキャリアを歩む上では欠かせません。